男子×2の双子育児の真っ最中、mikaです。
息子たちが幼いころ、二人乗りベビーカーに2人を乗せているとたくさんの方々に「うわぁ、双子の赤ちゃんだ!」「可愛いねぇ」などと声をかけていただきました。
不思議なことに双子を授かってから、外出先でばったり双子ちゃんに出会うこともしばしば。
双子って意外と多いなぁ、と感じたことがありますが・・・実際に双子を授かる確率ってどのくらいかご存知ですか?
なんと、0.3%~1%なのだそうです。この数字を見て、「えっ、意外と低い!」と感じました。
数字を見ると双子を妊娠するのって、本当に奇跡のような確率です。
日本での双子の妊娠率は約1%
日本では妊婦さんを100人集めたとして、その中で双子を妊娠している方が1人いるというのが一般的な確率と言われています。
約1/100、つまり双子の妊娠率は約1%ということです。
この「約1%」という数字は、昔からほぼ変わっていないとされています。
ということは、日本人にとって双子の妊娠というのは約1%の確率で必ず起こっていることなのでしょうか?
その答えは「NO」です。
なぜなら、日本では出生率が年々下がっている(=誕生している赤ちゃんの数が減っている)ことはご存知ですよね?
それにもかかわらず双子の率が変わらないということは、実際には双子の妊娠率(誕生率)が上がっているということになるからです。
日本で発表されている双子の出生率には、自然妊娠と不妊治療を経た場合が合算されています。
そのため、数字的にはあまり変わっていないように見えるものの、実際は双子を授かっている方の人数は昔に比べると増えているのです。
自然妊娠における双子の妊娠確率は?
自然妊娠で双子を授かることだけを考えた場合、一卵性と二卵性で確率が変わってきます。
一卵性双生児:約0.2~0.4%
二卵性双生児:約1%
一卵性双生児の場合は基本的に同性の赤ちゃんが生まれます。男女別の一卵性双生児が生まれる確率は、本当に奇跡のような数字になりますね。
不妊治療を受けることによる双子の妊娠確率は?
女性側の病気や年齢などの問題・男性側の不妊など、いろいろな理由で不妊治療を受ける方も増えてきました。
体外受精や顕微授精によって受精した受精卵を子宮に戻すことにより、双子を授かる率は約15~20%と言われています。
これは、2008年までは不妊治療によって誕生した受精卵は着床しやすいように、2~3個を子宮内に戻していたため、多胎妊娠率が高まっていたためです。
2008年以降は母体への負担を軽減させるために、受精卵を戻す数を1個に制限しています。
それでも、双子の妊娠率は約4%と自然妊娠に比べると高めになっています。
このことについては、不妊治療を受けて受精した受精卵が分裂をしやすいからであるという説が一般的なようです。
治療を受けた受精卵がストレスを受けているからという考え方があるようですが、これといった原因は分かっていません。
▶︎人工授精は双子を妊娠しやすいってホント?秘密は排卵誘発剤にあった!
海外では双子の妊娠確率に変化はあるの?
では、海外では双子の妊娠の確率は変わってくるのでしょうか?
一卵性双生児の妊娠の確率は約0.4%
一卵性双生児については受精した卵子が自然に分裂して誕生するため、妊娠の確率としては日本人と外国人の間で差はないようです。
自然の神秘という表現が正しいのかどうかはわかりませんが、それでも1000人の妊婦さんがいればそのうち4人は一卵性双生児のママになっているかもしれないというのは、不思議が気がしますね。
二卵性双生児の妊娠率は日本人に比べて高め
一方、二卵性双生児については日本人よりも外国人の方が妊娠する確率が高いと言われています。
人種別にみるとアフリカ系の方が一番高く、
アフリカ系 → ヨーロッパ系 → アジア・ヒスパニック系
の順で二卵性双生児の妊娠する確率が減ってきます。
双子の妊娠率が高い人の特徴
世界中でいろいろな方が双子の妊娠についての研究を行っていますが、不思議な部分が多いのが現状です。
ですが、双子を妊娠した方やその家族のデータを分析していくと、少しずつ双子を妊娠する人の特徴が見えてくるようです。
どのような特徴のある方が双子の妊娠率が上がるのでしょうか。
実際に双子を妊娠・出産した私のデータと比べてみましょう。
身長が高めの方
双子を妊娠するには、それに耐えられるだけの体が必要となります。
そのことが関係しているのか、双子を妊娠した方は身長が高めというデータがあるようです。
身長は162cmです。日本人の成人女性の平均身長は約155cmですから、高めには入りますね。
BMI値が高めの方
やせ型の方よりもぽっちゃり体型の型の方が双子を妊娠しやすいようです。
双子を妊娠すると赤ちゃん2人に栄養を与えないといけないことが関係しているのでしょうか。
学生時代から特にダイエットなどもせず、体重は「平均的」でした(約52~53㎏が私のベスト体重と思っています)。
ですが、妊娠がわかる前は体重が57㎏まで増えていました。
「そろそろ本気でダイエットしなきゃ、ヤバい!」と思っていた時に双子の妊娠がわかりました。
親族に双子がいる方
母方の親族に双子が誕生したことがある場合には、双子を授かる確率が上がると言われているようです。
遺伝的要素が双子の妊娠に関係しているようです。
母方の家系に双子がいる・いないによる双子妊娠の確率の違いは、約4倍にもなるというデータがあります。
私の知る限り、母方の家系で双子がいるという話は耳にしたことがありません。ということで、この条件には残念ながら当てはまりませんでした。
双子が欲しい時にできること
男の子と女の子の産み分けもそうですが、双子が欲しいからといって双子を妊娠できるわけではありません。
しかし、双子を授かりやすくする方法がいくつかありますのでご紹介します。中には神頼み的なものもありますがチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
▶︎男の子と女の子の産み分ける5つの方法!食べ物や食事方法は成功率が高い!
タロイモを食べる
海外の双子の多い地域のタロイモの消費量が高いことから言われ始めたようです。
ヤムイモを食べる
こちらも海外ネタで科学的根拠はありませんが、アフリカのイボオラ村で双子が多く、主食であるヤムイモを食べると双子が生まれやすいと言われています。
山芋を食べる
山芋は「フィトエストロゲン」と「プロゲステロン」という2種類のホルモンが豊富で、これらのホルモンを多く摂取した女性が多胎になる可能性が高いという報告があるようです。
30代後半での高齢出産
高齢になると卵子が通常1個のものが複数個排卵されることから。
経産婦になる
出産すると「ゴナドトロピン」というホルモンが上昇する傾向にあります。
「ゴナドトロピン」は、多排卵と関係が深いと言われています。
体外受精
体外受精での双子の確率は2倍と言われていますが、体外受精は不妊治療が目的ですので、当然双子が欲しいという理由ではできません。
双子の卵
これは完全にジンクスです!
割った時に黄身が2つあると得した気分になりますし、ご利益はありそうです。
二児神社
京都にある「二児神社(二兒神社)」には安産祈願の『双子岩』と呼ばれる石があり、安産の石という言い伝えがあります。
安産祈願のものですが、名前からして双子が産まれそうですね。
以上、双子が欲しい方に是非試していただきたいことやジンクスなどを紹介しました。
食べ物では芋が多かったですね。
双子は奇跡の授かりもの
双子を妊娠する確率について、日本の場合・海外の場合を紹介しました。
さらに、遺伝的な要素やママの体格なども関係しているのでは?と考えられていることも紹介しました。
とはいえ、双子の妊娠にはまだまだわからないことが多いようです。