PR

妊婦だけど飛行機に乗りたい!いつからいつまでOK?国内線と国際線の違いに注意

妊婦だけどいつまで飛行機乗れるの? 妊娠・出産

妊娠中だけど身内に不幸が!飛行機の距離だけど実家に帰省したい、海外在住だけど日本で出産予定!長時間の国際線だけど大丈夫?

妊婦さんだって飛行機に乗らなければいけない事ってありますよね。
飛行機を利用する場合、安定期である妊娠中期(5〜7ヶ月)の時期が適していますが、ママによって事情はさまざまです。

この記事では

  • 妊娠中だけど上の子もいるし、飛行機に乗って旅行に行きたい!
  • 実家に帰省したいけど、妊娠中っていつまで飛行機乗れるの?
  • 国内線と国際線では、搭乗の条件は違うの?

妊娠中のフライトについて詳しく解説します。

妊婦はいつからいつまで飛行機に乗ってもいい?

飛行機に乗りたい妊婦さん

多くの妊婦さんを悩ませる、妊娠中の飛行機利用について。
一般的にいつ頃が適しているのかをみてみましょう。

やっぱり安定期!

妊娠中に飛行機に乗るなら、最も適しているのは安定期である妊娠中期(5〜7ヶ月)の頃です。
お腹が大きくなってからのフライトとなると、気圧の変化やお腹の重みによる圧迫で下半身の血流が滞り、エコノミー症候群などのリスクが高まります。

特に搭乗におすすめなのは妊娠6ヶ月の頃!

安定期の中でも、比較的体調が良くお腹もあまり大きくない6ヶ月の時期が一番、フライトには向いています。
つわりのピークも過ぎている頃なので、旅行をするならこの時期がベスト!

妊婦さんの体調は個人差がある

ただし、妊婦さんによって妊娠の状況はそれぞれ。

同じ週数の妊婦さんが、同じ条件で飛行機に搭乗した場合、全員が無事だという保証はもちろんありません。
こればかりは個人差なんです。

しかし、各航空会社では妊婦さんが安心して飛行機に乗れるように規定を設けています。
この規定は国内線・国際線で大きな違いがあるので次で紹介しますね。

[sitecard subtitle=関連記事 url=https://kuruma-izm.com/pregnancy-travel/]

国内線に搭乗する場合

飛行機で温泉へ行く妊婦さん

最も妊婦さんの利用が多いのが、国内線ではないでしょうか。
「遠方の実家に帰省したい」「どうしても外せない仕事の出張で」など、やむを得ず飛行機に乗らなくてはいけないことだってありますよね。
国内線はほぼすべての航空会社で同様の搭乗条件を規定しています。

国内線の搭乗条件

  • 妊娠経過に問題がない場合には、36週まで条件なしで搭乗可能
  • 出産予定日より28日以内の搭乗は医師の診断書が必要
  • 出産予定日より7日以内の搭乗は医師の同伴が必要

これらは各航空会社のホームページに記載されているので、チェックしてくださいね。

国内線であれば長くても3〜4時間程度のフライトで済むので、国際線に比べると身体への負担は比較的軽いといえます。

しかし、妊娠中であることに変わりはありません。
スケジュールには余裕を持って、休憩がとれるように計画しましょう。
無理はせず、ご自身の体調とも相談してくださいね。

国際線に搭乗する場合

妊娠中の国際線

国際線で海外へ行くとなると、どうしても長時間のフライトになることが多くなるので、おすすめはできません。
しかし韓国やグアムなど比較的近距離の場所であれば、飛行時間も短く身体への負担も少ないので、旅行先の候補にすることも可能です。

国際線の搭乗条件も、基本的にはほぼ同じです。
もしHPでの確認ができないときは、直接電話で問い合わせをしましょう。

国際線の搭乗条件

妊娠中に国際線を利用する場合の条件はこちらです。

  • 妊娠の経過に問題がなければ、36週までは条件なしでの搭乗可
  • 出産予定日より28日以内の搭乗は医師の診断書が必要
  • 早産経験、多胎児妊娠の場合は週数に関わらず医師の診断書が必要
  • 出産予定日より14日以内の搭乗は医師の同伴が必要

海外旅行となると、現地に到着してからのトラブルも心配ですよね。
以下の点に気をつけてくださいね。

海外フライトでの注意点!

妊娠中に海外旅行をするなら、これだけは気をつけましょう。

  • 産婦人科医師の承諾を得る
  • 母子手帳と保険証は必ず持参を!
  • 飲食物、感染症に気をつける
  • 緊急時に旅先で受診できる産科をチェックしておく

このほか、妊娠中でも入れる海外旅行保険の手続きをしておくと、いざという時に安心ですよ。

妊娠初期や後期には飛行機に乗れる?

妊娠後期に飛行機で帰省する妊婦

結論からいうと、妊娠初期や後期でも飛行機の利用は可能です。
ただし安定期とは違って、体調の急変などリスクがとても高くなるので、注意が必要です。

 妊娠初期はいつから大丈夫?

妊娠初期は、ある意味では一番判断が難しい時期といえます。
「まさか妊娠してるとは思わず飛行機に乗ったあとから気づいた!」なんてママも!

妊娠初期は初期流産が最も心配な頃。
突然はじまったつわりで酷い吐き気に悩まされていたりと、決しておすすめできる時期ではありません。

体調の変化が激しい時期でもあるので、可能なら安定期まで延期するのが賢明ではあります。
もし飛行機に乗る予定があるのであれば、まずはかかりつけの産婦人科医師に相談をしましょう。

妊娠後期はいつまで乗れる?

妊娠後期に飛行機に乗る場合は、妊娠の状況によって条件が変わってきます。
例えば、双子以上の妊娠の場合「4時間以上のフライトは33週以降は搭乗不可」など単胎児妊娠よりも搭乗可能期間が短くなっています。

飛行機で里帰り出産!注意点は?

里帰り出産をする場合、妊娠後期に飛行機に乗る方が多いでしょう。

このときは特に注意が必要です。
里帰り先での妊婦健診を2回以上受けられるよう、出産予定日の28日前までに搭乗しましょう。
出産予定日から28日以内の搭乗は、医師の診断書が必要になります。

さらに、出産予定日から数えて国内線なら7日以内、国際線なら14日以内の搭乗は医師の同伴が必要になりますので、要注意です!

診断書について

診断書は各航空会社のHPに記入フォームがありますので、印刷して主治医に書いてもらうといいでしょう。
診断書は搭乗日を含めて7日以内に医師に書いてもらったものでないと無効になりますので、この点にもご注意を!

妊娠中に飛行機に乗ったママの体験談

妊婦さんの体験談

実際に、妊娠中に飛行機に搭乗したママの体験談を紹介します。
いつからいつまでなら大丈夫?は個人差があることがよくわかりますよ。

飛行機に乗ったけど平気だった妊婦さんの体験談

妊娠11週でヨーロッパからエコノミーで帰国しました。
フライトは11時間ですが空港まで3時間位で合計すると16時間強の長旅でした。
機内は予想以上に混んでおり2人掛けの席に主人と座りフライト中は殆ど眠ることが出来ませんでしたが、なんとか問題なく過ごせました。

豆乳さん 妊娠11週 国際線 発言小町より

わたしは安定期に東京から沖縄に旅行に行きましたよ。
もちろん、主治医に確認して母子手帳持参で。

蛇足ですがわたしは元航空会社のCAです。出産のための帰省等で臨月でも飛行機に乗っている方は国内外問わず多かったですよ。
飛行機の予約時にあらかじめ妊娠している旨を航空会社に伝えると、それなりの対応(優先搭乗等)が受けられますのでご利用ください。

popさん 安定期 国内線 yahoo知恵袋より

飛行機に乗って後悔した妊婦さんの体験談

去年アメリカ国内の移動を経験しました。当時妊娠9週。アメリカ在住です。
エコノミーからファーストに変更して乗り換え3回合計約15時間に及ぶフライトに挑みました。

乱気流とエアポケットは事前に予測不可能で不意に下腹に力を入れてしまいヒヤヒヤ・・・それを繰り返してしまいにグッタリ。
広めの座席を180度に倒していてもこんな感じです。そして空港のセキュリティーチェックの長蛇の列。

どうか慎重に!

くもりさん 妊娠9週 国際線 発言小町より

飛行機に乗っても大丈夫かや母体、子どもへの影響がないかどうかは神様しか分かりません。
大抵の場合、何も起きませんが、起きたときの後悔は半端ないですよ。
私は飛行機での旅行後に流産しました。飛行機に搭乗したこととの因果関係は不明です。
たとえ関係ないものだったとしても、悔いしかないですね。
緊急事態でない限り飛行機はおすすめできないです。

 masaさん 妊娠12週 国内線 当サイト投稿より

妊娠中のフライトは安定期の5〜7ヶ月頃がおすすめ!

基本的には後期まで飛行機の利用は可能ですが、安定期である妊娠中期の5〜7か月頃が最も適しています。
国内線と国際線どちらであっても、予約前にまずはかかりつけの産婦人科医師へ相談してくださいね。

妊娠中は常に体調が急変する可能性もあり、トイレも近くなります。
座席は通路側や広めのシートにしてもらったり、適度に足をマッサージしてエコノミー症候群の予防をしたりと、機内で快適に過ごす工夫をしましょう。

ママの身体に負担がかかると、お腹の赤ちゃんにもよくありません。
なによりも無理をせず、とにかく安全を最優先に!
ご自身の体調と最適な時期を見極めて、どうぞ快適なフライトをしてくださいね。