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めまいは妊娠初期症状の1つ!原因と正しい対策で軽減しよう

妊娠初期のめまいで悩む妊婦 妊娠・出産

横になったら天井グルグル、起き上がるとフラフラ、日常生活は常に車酔い・・・

妊娠初期にめまいの症状を訴える妊婦さんは実は多いんですよ。

妊娠初期のめまいは貧血が主な原因ですが、他にも気をつけておきたい様々な原因があります。
妊婦さんは体も心もとてもデリケートな時期。急なめまいで足元がふらつくと危険です。
また、思わぬ病気が隠れてることも。

原因と対策をしっかりと知り、ママの体と赤ちゃんを守りましょう!

めまいや立ちくらみは妊娠初期症状の1つ

妊娠初期は、妊娠前とは違う体調の変化に戸惑うことも。めまいもその1つです。

立ち上がった時に目の前が真っ暗になり、足元がふらつく立ちくらみの症状や、目が回るようなめまいがあります。
妊娠初期症状の1つといわれているめまいですが、中には安定期に入ってもおさまらず出産まで長く付き合う人も。

妊娠初期のめまいの主な原因

妊娠中のめまいはなぜ起こる?

妊娠初期のめまいの原因の多くは貧血ですが、それ以外でもめまいの原因となるものがあります。
めまいの原因を知り、体調を整える対策をとりましょう。

鉄欠乏症貧血

妊娠すると血液量が増し、赤ちゃんに栄養を送るため妊婦さんは貧血状態になりがちです。
さらに、つわりが始まると食欲不振が続き、しっかり鉄分を摂れないことも。
このような状況から鉄欠乏性貧血になり、めまいの原因となってしまいます。

また、緑黄色野菜などに多く含まれる葉酸が不足することでも貧血になります。
葉酸は妊娠初期には通常の2倍も必要と言われ、不足すると赤血球の元となる細胞に異常をきたす巨赤芽球性貧血になる恐れがあります。
葉酸は胎児の先天性異常のリスクを低減する効果もあるため、鉄分と共に意識して摂りたい栄養です。

[links]▶︎野菜だけじゃない!妊娠中におすすめしたい葉酸を多く含む食べ物【43選】[/links]

脱水症状

妊娠初期の嘔吐はつわりの代表的な症状です。
個人差がありますが、人によってはひどい嘔吐で体が水分不足になることも。

脱水状態になると、めまいだけでなく意識障害や昏睡状態に陥ることもあるのでほっておくと危険です。
また、妊娠中になりやすい血栓塞栓症へつながる危険性もあります。

めまいの症状以外にも、喉の渇きや尿量をチェックし水分補給を心がけましょう。
改善が見られない場合は、医師の診断を受けてくださいね。

[links]▶︎妊婦さんにおすすめの飲み物15選!水分と栄養を効率よく摂取しよう[/links]

自律神経の乱れ

妊娠するとホルモンバランスが変化し、自律神経が乱れることがあります。
妊娠初期のイライラの原因となる自律神経の乱れですが、実はめまいや動悸、息切れも引き起こすのです。

ホルモンバランスの変化はお腹の赤ちゃんを守るためには必要なことですが、このようなマイナートラブルも引き起こすためできるだけリッラクスして過ごすことが大切です。

また、妊娠すると増えるホルモンの中にはインスリンの働きを高めるものがあります。
これにより妊婦は低血糖になりやすく、めまいを起こすことがあるのです。

つわりで食事量が減っているときは、特に低血糖になりやすい状態ですので少量でも食べるようにしましょう。

酸欠と低血圧

つわりが治る妊娠中期になってもめまいに悩まされる妊婦さんもいます。
水分不足や貧血に関係ないめまいの場合、酸欠が原因かもしれません。

急に起き上がったり立ち上がると、血圧が一気に下がり脳が酸欠状態になりめまいが起こります。
倒れたり失神する危険性があり、お腹をぶつけると赤ちゃんにも影響が及ぶことも。

妊娠中は高血圧を防ぐ方へ目を向けがちですが、実は低血圧にもなりやすいことを覚えておきましょう。

三半規管の異常

妊娠中は三半規管の異常が原因でめまいを感じることもあります。
血液検査で異常がなく、つわりも終わったのにひどいめまいに悩まされる場合は、耳鼻科で診察を受けてみると良いでしょう。

妊娠初期のめまい対策と対処法

妊娠中のめまい対処法

めまいにより足元がふらつき転倒すると、妊婦もお腹の赤ちゃんも大変危険です。
ひどいめまいが続く場合は医師への相談が必要ですが、まずは身近な生活の中で対処できることを考えてみましょう。

鉄分摂取を心がける

鉄分には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類あり、どちらも利点と欠点があります。
また、鉄分は豊富だけど過剰摂取は胎児に影響があるビタミンAが豊富に含まれている食材もあります。

赤身の肉や魚、野菜類、たんぱく質をバランス良く摂取するのが一番ですが、妊娠初期はつわりで思うように食べられないことも。

できるだけ効率良く鉄分を摂取するように心がけると良いですね。
妊娠中の鉄分摂取(貧血対策)は次の記事で詳しく説明しています。

[links]▶︎鉄分不足は食べ物で解消!妊婦さんにおすすめしたい貧血対策[/links]

ゆっくり立ち上がる

起き上がる時や立ち上がる時はゆっくり動くようにしましょう。
また、めまいを感じたらまずはその場に座り、落ち着くまで待つことが大切です。

リッラクスして自律神経を整える

めまいの原因の1つである自律神経を整えるためには、十分な休息が欠かせません。
体をしっかり休め、リッラクスできるようにしましょう。

ストレッチやウォーキングなど妊婦でも無理なくできる軽い運動、早寝早起きの規則正しい生活を送ることも自律神経を整えるには効果的です。

症状が改善されない時は病院へ

食生活や休息でめまいが改善されないときや、ひんぱんにめまいを感じる場合、慢性的にめまいに悩まされる場合は、他の病気が隠れているかもしれません。

耳の奥の器官が原因の場合は、難聴につながる危険性もあるので早めに医師の診断を受けるようにしましょう。

妊娠初期に気をつけたいこと

妊娠初期の注意点を言う女医

妊娠初期はめまいの他にも気をつけたいことや注意したいことがたくさんあります。

  • 規則正しい生活習慣を
  • 喫煙はNG
  • 飲酒は控える
  • カフェインの摂取は控える
  • 重いものはなるべく持たない
  • 無理な姿勢はしない
  • 激しい運動は控えて

どうですか?
妊娠すると何かと不自由ですね。
でも、元気な赤ちゃんを産むためにママの体と赤ちゃんの事を優先してくださいね。

妊娠初期の注意点は他にもたくさんあり、次の記事でまとめました。
ストレスを感じない程度に意識すると良いでしょう。

生活習慣で妊娠初期のめまいを予防!めまいを感じたら休息も

いかがでしたか?めまいは妊娠初期症状の1つであり、その原因は様々であることがお分かりいただけでしょう。
めまいを感じたら無理をせず、しっかり休むことが赤ちゃんを守ることにもつながります。

妊娠初期はつわりや気持ちの不安定さからママの心と体はとてもデリケートな時期。
そしてお腹の赤ちゃんにとっても大変重要な時期です。

めまいは体からのサインと受け取り、改善策に努めることが大切です。
食生活をはじめ生活習慣に注意しながら、元気なマタニティライフを送れるようにしましょう。