最近やたらと眠たい!夜はしっかり寝てるのにな・・・
異常な眠気で仕事も手につかず悩んでいた筆者ですが、数日後に妊娠発覚!
何か悪い病気じゃないかと心配していたので「あっこれは妊娠初期症状だったんだ・・・」と安心したのを覚えています。
実は私のように、妊娠初期は強い眠気に襲われる人は多いです。
その異常な眠気から妊娠に気付く人もいるぐらいなんですよ。
ですので、妊娠初期の眠気は正常な反応なので安心してくださいね。
しかし眠気といっても、仕事に集中できなかったり、車の運転など注意力を要する作業は不安になったり、日常生活に支障をきたすこともあります。
この記事では、妊娠初期に感じる眠気がいつからいつまで続くのか?
原因と改善方法を実体験と合わせて紹介します。
妊娠初期の異常な眠気の原因はつわり症状の1つだった
「つわり」と聞くと吐き気を想像する人が多いかもしれませんが、実は眠気もつわり症状の1つなんです。
「眠りづわり」という言葉があるほど、妊娠初期によくみられる症状です。
強い睡魔がいつから始まるのか?は、早い人で妊娠3週〜4週の「妊娠超初期」から感じる人も。
ママの体内では精子と卵子が受精し子宮に着床する頃で、妊娠検査薬も反応しないことが多い時期です。
その頃からママの体は赤ちゃんを育てるための準備が始まり、眠気という症状に現れるんですね。
なんだか神秘的じゃないですか?
それでは「眠りづわり」の原因を具体的にみてみましょう。
原因① ホルモンバランスの崩れ
妊娠初期はプロゲステロン(黄体ホルモン)という女性ホルモンの分泌が急激に増加し、ホルモンバランスが崩れやすくなります。
プロゲステロンは、妊娠の維持や乳腺の発達に関わる妊娠に不可欠なホルモンですが、眠気をもたらす、頭痛やむくみ、便秘などの症状を引き起こすと考えられています。
原因② 赤ちゃんに栄養を送るため
ホルモンの影響以外にも、妊娠すると循環血液量や必要な摂取カロリーが増えるので疲れやすくなり、眠気につながるのではと考えられています。
原因③ 拒絶反応
医学的な根拠はありませんが、お腹の中の胎児をママの体が異物と勘違いし拒絶反応を起こしているという説もあります。
いずれにせよ、妊娠初期は体の変化が大きく、赤ちゃんのためにも無理は禁物です。
強い眠気は赤ちゃんからの体を休めてねというサインだと思って、無理はせず過ごせるといいですね。
妊娠中の眠気はいつまで続くの?
つわりは安定期に入るとおさまる人が多いのですが、眠気の原因となるプロゲステロンの分泌量は徐々に増えます。
ピークは妊娠8ヶ月ごろでその後低下します。
ですので、妊娠中はほとんどの期間眠気を感じやすいのです。
ただし、ずっと強い眠気が続くわけではなく、安定期(15週ころ)に入るとつわりと一緒に落ち着く人が多いようです。
とはいえ、妊娠中のさまざまな症状は個人差があることを覚えておきましょう。
仕事や家事はどう乗り切る?妊娠中の眠気対策
妊娠中もフルタイムで働くママや上の子の育児、家事など眠いから寝る!というわけにはいかないですよね。
ここからは、先輩ママの体験談を交えながら妊娠中の眠気対策を紹介します。
① 昼寝をする
眠かったら寝る!これが一番の対処法です(笑)
どうしても眠たい。そんな時は体から休養を求めるサインかもしれません。
働いてる方は昼休みなどを利用して10分でもいいので寝るのが一番!
寝るのが無理な時は、目を閉じて横になるだけでも効果があります。
仕事で長時間車の運転が必要な場合などは、こまめに休憩をはさみ休養するなど十分気を付けるようにしましょう。
② ストレッチやマッサージをする
眠気覚ましには軽いストレッチがおすすめです。
背伸びや肩を回して上半身を伸ばす運動はオフィスでも手軽にできますよ。
他にも首や手を回すことで血流が促進され、眠気改善につながります。
足首を回すといった動作もデスクワーク中でも簡単にできるのでおすすめです。
また、目の周りを優しくマッサージしたり、眠気を抑えるツボのある手や耳を押したりもんだりすることも眠気対策になりますよ。
③ タブレット・ガム・歯磨き粉を活用する
眠気を感じたら清涼感のあるタブレットを口に入れたり、ミントのさわやかな歯磨き粉で歯をみがくと効果的です。
仕事場でも簡単にできるのが嬉しいですね。
また、車の運転中はガムをかむことで眠気を和らげることもできます。
④ 周囲に説明する
眠気のせいで、注意散漫になったり怠けているように見られたりしてしまうと職場での信頼関係にも影響が出てしまいます。
大きなトラブルになる前に、上司や周囲の人に理解してもらえるように話してみましょう。
もしも、妊娠初期で話せない場合は「体調不良」と伝えるといいですよ。
⑤夜はしっかりと寝る
夜に体温が上がってしまい寝つきが悪くなることがあります。
その場合は、質の高い眠りにつけるように工夫してみましょう。
肌触りの良いシーツやリラックス効果のある香りなどがおすすめです。
また、寝る前に足湯をしたり軽いストレッチをすると、布団に入ったタイミングで体温が下がるので眠れやすくなります。
先輩ママも悩んだ!みんなの眠気体験談
妊娠中の眠気は多くのママが経験しています。
眠気対策はみなさん工夫をされているようですので、その一部を紹介したいと思います。
今回はランサーズさんで眠気対策の体験談を集めましたのでぜひ参考にしてくださいね。
- 妊娠中はとにかく眠たかったですね。臨月まで仕事をしていたので、1時間に1回と時間を決めて眠気対策にウロウロしていました。
タバコ休憩をする方もいるので、同じ感覚ですね。 - 妊娠中は気が狂うぐらい眠かったです(笑)
仕事中はガムやあめで眠気対策をしていましたが、妊娠初期は特に眠気が強くパソコンの前で寝落ちすることもしばしば。
上司が「眠りつわりだね」と理解がある方だったので、寝落ちしそうな時はソファーで10分ほど寝てもいいことになりました。
理解ある職場ばかりではないと思いますが、妊娠中の眠気でストレスをためるのはよくないと開き直ってましたね。 - 寝ても寝ても眠かった妊娠初期。
妊娠に気付く前から異常な眠気があり体調不良??と悩んでいたほどです。
幸い専業主婦で1人目の妊娠だったので、眠たいと感じたら横になるようにしていました。
安定期に入ってつわりがおさまるのと同時に強い眠気から解放されましたが、出産直前はまた眠気が強くなりました。
どうしても寝てはいけないシーンでは、冷たいおしぼりを目に当てて眠気を覚ましていました。
これが意外に効果ありでした。
妊娠初期は眠りづわり以外の症状も
つわりは眠気以外にも次のような症状があります。
- 嘔吐や吐き気を感じる「吐きつわり」
- 空腹になると吐き気を感じる「食べづわり」
- においに敏感になる「においづわり」
- よだれの分泌が多くなる「よだれづわり」
その他、だるさや頭痛など個人差はありますがさまざまな症状に悩まされるかもしれません。
ずっと続くわけではないので、上手に乗り切りましょう。
妊娠中の眠気はよくあることなので安心して
職場でも実践できる眠気対策をご紹介しましたが、ご自身にあった対策を見つけてみてくださいね。
不安になるほどの強い眠気もホルモンの分泌による正常な妊娠時の体の反応です。
あまり心配しすぎず、しっかり休養をとって、無理をせずすごしましょう。
妊娠中期頃には、強烈な睡魔は減ってくるので、それまでは周囲に協力してもらったり、今回ご紹介した対策でしのぎましょう。