妊娠してから赤ちゃんが産まれるまでの約10か月。
胎児の成長に合わせてお腹も大きくなったり、妊婦さんゆえの身体の変化もでてきます。
お腹が大きくなると、どうしても動きづらくなったり行動が制限されてしまいます。
特にお仕事をしている方や、外に出る機会が多い方は特に「いつ頃からお腹の大きさが目立つようになるの?」と気になりますよね。
個人差がありますが、なだらかにお腹が膨らむというよりはあるとき急にお腹の膨らみを実感する、ということが多いようです。
今回は、お腹が大きくなり目立つ時期や、お腹以外にも妊婦さんならではの身体の変化についてまとめました。
お腹が大きくなる時期は?
お腹が膨らみ始めるのは4~5か月頃
妊娠が発覚しても、お腹の膨らみがないとなかなかその実感が湧いてこなかったりしますよね。
一般的には妊娠4~5か月ころ(12週〜16週)に、下腹部がポンッと膨らむようになるといわれています。
私自身も4か月過ぎたあたりから、お腹を見るとこれまでとは違う膨らみがあるなと感じるようになりました。
ですが、この段階ではまだまだ、服を着ていて「妊婦さんだ!」とわかるような変化ではなかったです。
まわりの人が見て「妊婦さんだ!」と気づくくらいにお腹が膨らんできたのは妊娠8ヶ月(28週)を過ぎた頃でした。
知人の話を聞いていても「はじめは全然お腹が大きくならなくて心配だった」「臨月に入ってに急にお腹が膨らんできた」というケースも聞かれました。
「初産」と「経産婦」ではお腹の膨らみ方は違う?
2度目のお産の方は、上の子供の面倒も見ながらのマタニティライフ。
「いつ頃からお腹が大きく動きづらくなるの?」と気になりますよね。
1度お産を経験している方の場合、初めてのときよりもお腹の膨らみを早く感じる傾向があるようです。
これは、1度出産していることによりお腹の皮膚が伸び、胎児の膨らみに対する抵抗が少なく皮膚が伸縮しやすい状態になっているからと言われています。
実際に、2度お産を経験している私の知人は妊娠6か月頃にお腹がかなり大きい状態でした。
本人も「初産の頃よりやっぱりお腹が大きくなるのが早い」と言っていたのでこの傾向は当てはまる方が多いと思います。
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お腹の膨らみ具合には大きな「個人差」あり
とはいえお腹の大きさの変化には胎児の成長スピードはもちろん、その時の妊婦さんの生活習慣やお腹の筋肉量によっても大きく異なります。
日々の検診でお医者さんから特に指摘されなければ、心配しすぎる必要はありません。
妊婦さんのお腹の大きさはどうやって測るの?
妊婦さんになると、検診の都度お腹の大きさを測って母児手帳に記録していきます。
この計測、一体どの部分をどのようにして行うのでしょうか。
「子宮底長」という言葉を聞いたことがありますか?
「仰向けに寝た状態で、へその高さで測る」腹囲のことを指し、妊娠中の子宮の膨らみ度合いを表す数値です。
産婦人科によって計測しはじめるタイミングは異なりますが、お腹の膨らみが目立つ時期である妊娠中期以降の妊婦検診から計測することが多いです。
主な目的は、この子宮底長の数値で、胎児の発育度合いなどを判断することですが、現在ではエコー検査によって赤ちゃんの推定体重などの状態がわかるようになったので、子宮底長の数値はあくまで一つの目安として用いられています。
マタニティ用の下着や衣類を購入する際には注意が必要
マタニティ用衣類は、実寸(立った状態での計測値)を基準として表記をされていることが多くあります。
一方、子宮底長は仰向けに寝た状態で計測をするので、衣類の「腹囲」とされている数値とは必ずしもイコールではありません。
似ているので間際らしいですがどちらの表記になっているのか店員さんなどに確認してから購入することをおすすめします。
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お腹の出方は男の子と女の子で違うってホント?
「お腹が前にぐんっとせり出していると男の子」「まるみを帯びたやわらかな膨らみだと女の子」などとよく言われていますよね。
果たしてこの真偽は…?
妊婦さんのお腹の大きさは、母体の骨盤の形や筋肉量・体格・姿勢などによるところが多く個人差があります。
性別との関連性は特にないと言ってよいでしょう。
私自身、妊娠後期になるとまわりの人から「お腹すっごい出てるね!男の子?」と聞かれたことがありました。
ですが産み落としたのは女の子です(笑)
ジンクスのようなものなので、周りからの指摘などはあまり気にすることはありませんよ。
それでも女の子か男の子か気になるママも多いと思います。そんな時は妊娠中にできる性別占いや先輩ママもハマったジンクスでお腹の中の赤ちゃんのことを考えて見ましょう。
妊娠中にしかできない幸せなひと時になりますよ。
妊娠中の変化はお腹の大きさだけでない
妊娠中、目に見えてお腹の大きさは変化していきますが、妊婦さんの身体の変化はそれだけではありません。
他にも表れる変化をいくつか紹介します。
お腹や太もも、二の腕などにできる「妊娠線」
胎児がどんどん成長しお腹が膨らむ一方、皮下組織がその膨らみについていけずに赤く亀裂のような線が入ることがあります。
いわゆる「妊娠線」です。
お腹以外にも脂肪のつきやすい太ももや二の腕などにできることもあります。
目に見える変化のみならず、かゆみを伴ったり乾燥しやすくなります。
血液増加による全身の「むくみ」
妊娠により、体内の血液量が大幅に増加します。
血液の約90%は水分なので、体内にかなり多くの水分をため込んでいることになります。
妊娠中はただでさえ水分をうまく逃がすことができないのでむくみやすくなります。
特に足のむくみに悩まされる人は多く、今まではいていた靴が入らなくなったり、パンツがキツくなったと感じる方が多いようです。
肌が敏感になる時期!「肌あれ」も起こりやすい
妊娠中のホルモンバランスの変化により、肌の代謝が落ち、水分・油分等のコントロールがしずらくなります。
今までなかったニキビができてしまったり、乾燥して粉をふいてしまったり、というトラブルが出やすくなります。
困ったらかかりつけ医に相談を
これまでと違った身体の変化に戸惑ってしまったり悩んでしまうこともあるかと思いますが、これらは一時的なもの。
投薬などで解消されるものもあるので、困った症状がある場合にはかかりつけ医に相談してみましょう。
お腹がぽっこり目立つようになったのはいつから?先輩ママの体験談
マタニティヨガで仲良くなったママの方が1ヶ月ほど遅い週数でしたが、ぱっとみてわかるぐらい、そのママの方がお腹が目立っていました。
「3人目だからかな〜?」とさすが先輩ママ!
つわりで体調が悪く、食欲があまりなかったからかもしれないですね。
6ヶ月後半あたりから、急に食欲が出てきて体重も一気に増加しました。
その頃からおなかの膨らみも目立つようになり、マタニティ用の服を慌てて買いに行きました。それでももともと華奢な体系なので、ゆったりとしたワンピースを着ると妊婦さんと思われないことも。
お腹が膨らみが目立つのは中期以降から
今回は、妊娠中のお腹の膨らみ方やその他の身体の変化等をお伝えしました。
一般的にはお腹の膨らみが目立ち始めるのは中期以降から。
お腹に負担をかけないためにもマタニティ用の衣類等、必要に合わせて検討してみてくださいね。
お腹の膨らみ方には大きく個人差があります。
まわりと比較して心配になってしまいがちなこの時期ですが、過度に不安になる必要はありません。
不安なことがあったらかかりつけのお医者さんに相談してみてくださいね。