これってむくんでるの!?今まで浮腫みとは無縁だったのに!
妊娠すると浮腫みの症状に驚く妊婦さんは多くいます。
実は私もそのひとり。初めは自分がむくんでることに気付くこともありませんでした。
夫に「めっちゃむくんでるよね?」と言われて急に心配になり、妊娠中の浮腫みの原因について調べたので紹介します。
浮腫みと無縁だった私は、不安になり病院で相談しましたが妊婦特有のもので生活習慣の改善で解消されました。
浮腫みの解消方法や対策は別の記事で紹介しているので参考にしてくださいね。
しかし、中には妊娠中のトラブルや病気がひそんでいる場合もあるので注意が必要です。
妊娠中の浮腫みの原因は特別なもの!
浮腫み(浮腫み)ってなに?
浮腫みとは、体内に通常より多く水分がたまっている状態のことです。
みなさんはすねや足の甲などを指でグッと押さえたとき、「へこんでなかなか元に戻らない」「朝起きると指輪が抜けなくてあせった!」という経験はありませんか?
この状態がいわゆる「浮腫み」で、皮膚の下の皮下組織に水分がたまることが原因です。
体重の10%以上の水分が体に蓄えられるとむくんでいる状態になるといわれています。
普段の浮腫みの原因
妊婦さんではない時の浮腫みの原因は大きく3つあります。
- 水分の過剰摂取
- デスクワークなど一定の姿勢を維持
- 月経前症候群
妊娠中の浮腫みの原因
妊娠中の浮腫みの原因も、上記のように水分の過剰摂取や同じ姿勢などの場合もあります。
しかし、妊婦さんの場合は他にも浮腫みの原因があるんです。
ここでは、妊娠中特有の浮腫みの原因を4つ紹介します。
①胎児の血液確保のための血液量増加
お腹の赤ちゃんに、必要な栄養素・酸素などを届けるため、妊娠中は体内の血液量が増加します。
この時増加するのは血漿(けっしょう)という血液成分で、この結晶の成分はほとんどが水分です。
これらが水分として皮膚の下に蓄積され、浮腫みを引き起こす原因になります。
②大きくなった子宮により圧迫される
胎児の成長に伴い子宮もどんどん大きくなりますが、それによって静脈が圧迫され血液の流れが悪くなります。
血流が悪くなると身体が冷えてしまうことから浮腫みやすくなります。
③ホルモンバランスの変化
妊娠中は、女性ホルモンの分泌バランスに大きな変化が起こります。
「プロゲステロン」という女性ホルモンは、赤ちゃんに栄養素が届けられるように母体に水分を蓄える作用があります。
妊娠するとこの「プロゲステロン」の分泌量が増加し、浮腫みの原因になります。
運動不足
妊婦さんはつわりや体を動かすことに不安があり運動不足になりやすいです。
身体の動きが少なくなると水分が滞留しやすくなり、浮腫みの症状を引き起こしやすくなります。
妊婦さんの浮腫みはどこに現れる?
浮腫みが現れやすい箇所は「下半身」です。
中でも足の浮腫みは多くの妊婦さんが悩みます。
体内に循環する血液は「心臓から各細胞に流れ心臓に戻る」を繰り返しています。
足のまで流れた血液を心臓まで押し戻すためには筋力が必要です。
妊娠中は運動不足や免疫力の低下により筋力が落ちやすいので、心臓から離れている足が浮腫みやすくなるんですね。
また、妊婦さんは下半身と同様に「手」も浮腫みやすいです。
妊娠中は大きなお腹を保護するため睡眠の姿勢が横向きになりがち。
横になった時に下側に来るほうの腕や手は長時間圧迫され、血液が循環しづらくなってしまうことから浮腫みを引き起こします。
先輩妊婦さんの浮腫み体験談
ここからは、先輩ママの浮腫みに関する情報を紹介しますね。
あ〜わかるわかる!とついうなずいてしまいますよ。
- 私は1人目出産後、赤ちゃんの足のようにパンパンでしたが、2人目3人目はそれほどひどくはなかったです。でも、押すとへこんでしばらく戻らないし、靴下の跡はくっきりでした。
- 1人目の時はほとんど浮腫はなかったけど、今回は足のスネとか押したらすごいことになります!
夕方になると手の指もしびれてくるし…- 夜お風呂入る頃には2キロ増えてるし、スニーカーも入らない位常に浮腫すごかったです。
けど出産して、次の日には大分足が元に戻ってて、産後2カ月たつ前には妊娠前の体重に戻ってました。- 私も浮腫がひどかったけど産まれたら一気になくなりましたf(^_^)
顔もパンパンでしたが出産翌日には凄いスマートになりました(^・^)お見舞いにきた友人に痩せたねΣ( ̄□ ̄)!と驚かれました!
【要注意】妊娠中の浮腫みは病気の場合も!
妊娠中の浮腫みはほとんどの場合、妊婦さんなら誰でもおこる特有の症状ですが、ごくまれに別の病気が潜んでいることもあります。
妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)
妊娠高血圧症候群は妊娠20週以降、血液量の増加で血管に対して負担がかかり発症すると考えられています。
具体的な症状としては
- 高血圧
- 尿蛋白
- 浮腫み
などがあり、胎児の発育や健康状態に悪影響を及ぼす危険性のある病気です。
現在では、ほとんどの産院で妊婦検診時に尿検査や浮腫みチェックを行い、早期発見できるようになっています。
全身にひどい浮腫みを感じるなど心配な場合は、早めに病院で相談してみてください。
早期発見すればできる対応も多くなります。
下肢静脈瘤
下肢静脈瘤は、足の血管がこぶのように膨れ上がる病気です。
血管の働きを支える「弁」が壊れ静脈に血液が溜まり、膨らんでしまうと考えられています。
見た目の変化に加えて、足がつりやすくなる、湿疹ができる、ふくらはぎのあたりがだるく重くなる、等の症状が伴いまが、浮腫みも下肢静脈瘤の特徴的な症状のひとつです。
悪性の病気ではありませんが、重症化すると潰瘍ができたり出血することもあるので、皮膚に違和感を感じた場合は医師に相談をしてみてくださいね。
妊娠中の浮腫み対策と解消法
妊娠中の浮腫み対策は
- ストレッチ・体操
- マッサージ
- 食べ物・飲み物
- ファッション(服装)
- 日常生活・その他
など色々あります。
詳しくは次の記事で紹介しているので、自分にあう方法を見つけてくださいね。
浮腫みの原因を知り、マタニティライフを快適・安心に過ごそう!
今回は妊娠中の浮腫みの症状や原因について記載しました。
これまで浮腫みを経験したことがないままは、赤ちゃんへの影響が気になりますよね。
浮腫みは妊娠すると起こりやすい症状なので、軽度の場合は過度に心配する必要はありません。
しかし、大きなトラブルが原因の場合もまれにあるので、浮腫みがひどい場合や改善されない場合は早めに医師に相談するようにしましょう。