なんで増えるの！？産後に体重が減らない理由と対策は？

妊娠中や授乳中に体重が増えても、「そのうち自然に減るはず」と安心していませんか？
実は、いざ出産しても体重が戻らず、それどころか増えてしまったというママは案外多いんです。

妊娠中に体についた脂肪は自然と減ることが多いですが、「しっかりご飯を食べなきゃ」とつい食べ過ぎていたり、骨盤が歪んでいたりして、ママの体は妊娠前より体重が増えやすくなっています。
自分の時間も取りづらいので、育児の合間にできるダイエットで効率的に体重を戻していきたいですよね。

そこで今回は、産後に体重が増えてしまう原因や、減らない理由、産後にできるダイエット方法をまとめて紹介していきます。

産後に体重が増えるのはなぜ？

出産して体重がすぐ元に戻ると思いきや、増えていくと不安になりますよね。
妊娠中にママの体は赤ちゃんを産むために変化しているので、以前より痩せにくくなっているんです。
産後に体重が増えていく理由を3つ紹介していきます。

妊娠中には、出産がしやすいように骨盤の靱帯を緩みやすくするホルモンが出ています。
このホルモンのおかげで、骨盤が開きやすくなっているんですね。

出産によって実際に赤ちゃんが骨盤を通ることで、骨盤の歪みや、骨盤を支えている筋肉の緩みを引き起こします。
そのまま骨盤が歪んだ状態で固定されてしまうと、下半身に脂肪を溜めやすく、痩せにくい体になってしまいます。

また、内臓が下がることでぽっこりお腹に繋がり、体型の崩れに悩むママも多いですね。

妊娠中は赤ちゃんが腹筋を押し上げているので、腹筋が伸びてしまいます。
体は内臓を守る筋肉が弱まっているので、代わりに皮下脂肪で内臓を守ろうとします。
なので、産後はお腹周りにも脂肪がつきやすくなっているんですよ。

また、妊娠・産後で運動量が減りがちであるため、全体の筋肉量も減ってしまいます。
その結果基礎代謝が下がってしまい、妊娠前よりも脂肪が燃焼しにくくなっていますね。

「母乳や赤ちゃんのためにしっかり食べなきゃ！」と多くのママが考えるのではないでしょうか。
母乳を通して赤ちゃんは栄養を取るので、食事をしっかり取ることは重要です。
しかし、授乳中は普段よりお腹が空きやすく、ついお菓子を食べてしまうことも…。

適量ならいいですが、ストレス解消から甘い物を食べ過ぎたり、麺や丼など食べやすい物ばかり食べていたりすると、カロリーオーバーになり脂肪が増えてしまいますよ。

体重がなかなか減らないと、育児で疲れているのに余計にストレスになりますよね。

出産直後に赤ちゃんと胎盤・羊水の重さで約4〜5㎏程度体重が減ることが一般的ですが、残りの体重はママの体に残った脂肪です。
妊娠前にどれだけ体重が増えたかにもよりますが、残りの体重は自然と減っていくことが多いです。

しかし、骨盤の歪みや基礎代謝の低下をそのままにしていると、脂肪が燃焼されにくいので体重はなかなか減っていきません。

授乳しても体重が減らない場合、摂取カロリーが消費カロリーを大幅に超えていることも。
産後に激しい運動は難しいので、まずは食事の量や栄養バランスを見直して、食生活を調整していく必要がありますね。

体重が増えて焦ってはいるものの、赤ちゃんのお世話もあるのでダイエットは効率的にやっていきたいですよね。
産後にできるダイエット方法を4つ紹介していくので、無理のない範囲で取り組んでみましょう。

ヨガはゆっくりとした動作ではありますが、有酸素運動なので効率的に脂肪燃焼ができます。
家の中で手軽に始められますし、とてもリラックスできるのでおすすめですよ。
産後ヨガという産後専用のヨガや、赤ちゃんと一緒にできるベビーヨガもあります。

骨盤が歪んだままだと、食事制限や運動を頑張っても痩せにくくなります。
産後専用の骨盤をサポートするベルトや、ガードル等を利用して、骨盤を正しい位置に戻しましょう。

ヨガと同じで、有酸素運動であるウォーキングは脂肪燃焼に効果的です。
猫背だと効果も減ってしまうので、綺麗な姿勢を意識しましょう。
赤ちゃんと抱っこ紐で一緒にお散歩するのもいいですね。

体を温めると基礎代謝が上がり、脂肪が燃焼しやすくなりますよ。
体温が1℃上がると、代謝機能が13％も増えるといわれているそうです。
子供が寝た後や、パパがいるときにゆっくり湯船に浸かって温まりましょう。

赤ちゃんが産まれても女性として綺麗なままでいたいですよね。

産後半年を過ぎると脂肪が体に固定されるため、体重を減らしにくくなります。
産後3ヶ月頃になっても妊娠前より増えている、または体重が減らないという場合は、意識してダイエットをしていきましょう。

体重や体型を気にしすぎてストレスが溜まると余計に痩せにくくなりますし、赤ちゃんにも悪影響になりかねません。

骨盤ベルトや産後ヨガなど、自分の生活に取り入れやすい方法を選んで、無理せずダイエットに取り組んでくださいね。