赤ちゃんが誕生すると、育児が中心の忙しい毎日になります。
成長の様子や赤ちゃんの体のことなど心配や悩みは尽きませんが、健やかに成長する姿は何よりの喜びです。
しかし、産後のママが頭を抱えることは育児のことだけではありません。
産後のぽっこりお腹を引き締め、妊娠前の体型に戻したいと願うママは多いはず。
忙しい中でも、ママに合った産後のお腹の引き締め方法で女性らしいスタイルを取り戻しましょう。
産後のお腹がたるむ理由
産後は「体重は変わらないのに妊娠前のズボンがきつい!」ということも。
鏡を見てたるんだお腹にがっかりして焦るママも多いでしょう。
産後にポッコリお腹に悩まされる理由を紹介します。
①出産のため大きくなった子宮
赤ちゃんをお腹で育てるために大きくなった子宮は、産後6週間ほどかけて少しずつ戻ります。
出産直後はまだ妊娠5ヶ月位の大きさのお腹になっているでしょう。
②お腹の皮のたるみ
お腹の皮のたるみも産後のぽっこりお腹の理由の1つです。
妊娠中のお腹は風船と同じ。
大きく膨らむほどに皮や筋肉も引っ張られ、出産後はしぼんだ風船のようにたるんでしまいます。
③骨盤の位置
出産のために開いた骨盤は、産後少しずつ元の位置に戻ります。
しかし、なんのケアもせずにいると骨盤が歪んでしまうことも。
骨盤が歪むと内臓が下がる、代謝が落ちるなどの原因となりお腹周りにお肉が付きやすくなってしまいます。
骨盤矯正は産後のお腹の引き締めでも特に重要な課題です。
産後のお腹の引き締めは時期が重要!
産後にぽっこりしたお腹を見て「産後ダイエットをがんばろう!」と誓うママも多いでしょう。
産後ダイエットは継続して続けるものですが、産後のお腹の引き締めは時期も重要なカギになります。
お腹の引き締めを意識する時期は?
産後のママの体はゆっくりと回復するため無理なダイエットはできません。
しかし、産後間もないときからスタートできる産褥体操は、筋肉を引き締め骨盤の回復を早めることができます。
産後8週目までは産褥体操に取り組み、お腹の引き締めへの基盤としましょう。
お腹の引き締めは産後6ヵ月までに
お腹の引き締めをピンポイントに頑張るのであれば、産後6ヵ月までがチャンスです。
骨盤は産後6ヵ月間かけて少しずつ元の位置に戻ろうとします。
この時に骨盤をしっかりサポートすることで正しい位置に戻し、お腹の引き締めに効果が期待できます。
ママに合う産後のお腹の引き締め方法4選
小さな赤ちゃんを抱えていると、自分のボディメイクばかりに気をとられるわけにはいきません。
産後のママのライフスタイルに合ったお腹の引き締め方法を紹介します。
①骨盤ベルトやガードルで手軽に引き締める
産前産後の開いた骨盤を支える骨盤ベルトやガードルを利用すると、気軽にお腹を引き締めることができます。
特別なことをしなくても、骨盤周りの筋肉の回復を自然にサポートしてくれますよ。
②育児の合間に骨盤引き締めエクササイズ
赤ちゃんのお昼寝中など、育児の合間にできる簡単な骨盤引き締めエクササイズに取り組んでみましょう。
短時間で楽に取り組めるエクササイズはお腹の引き締めはもちろん、産後の運動不足やストレス解消にも効果的です。
③食生活の改善
消費カロリーが多いとされる母乳育児は産後ダイエットの味方ですが、食欲も増します。
産後はストレスも抱えやすいため、食べ過ぎてしまうこともあるでしょう。
栄養バランスを重視した食生活の改善に取り組むことで、お腹周りをすっきりさせることができますよ。
④たるんだ皮膚の保湿も欠かさない
出産によるお腹の皮のたるみは、時間をかけて戻ります。
しかし皮のたるみには新陳代謝が影響し、年齢や出産回数が増えるとともに元に戻りにくいことも。
皮膚がしっかりターンオーバーするには乾燥は大敵!お腹の皮を保湿し、マッサージで血行を促進しましょう。
また、ビタミンB群は皮膚の回復に効果があるため、食事でも意識できるといいですね。
骨盤矯正はプロの腕を頼る方法もあり!
簡単なエクササイズや保湿など、産後のママにできるお腹の引き締め方法はどれも取り組みやすいように思えます。
しかし、赤ちゃんのお世話に必死になる中でついつい自分のことはおろそかにしてしまうことも。
そんなときは整体などプロの力を借りて骨盤矯正に取り組むこともおすすめです。
早くにお腹の引き締めに効果を感じることができ、腰痛や冷え性を改善できるなどその後の生活にもいい影響を与えるでしょう。
ママのライフスタイルに合ったボディメイクを!
赤ちゃんのお世話に家事と、産後の生活は慌ただしく過ぎていきます。
忙しい中では自分のことを気にする余裕がないこともありますが、産後のお腹の引き締めは産後だから取り組みやすいという面もあります。
ママのライフスタイルに合ったお腹の引き締め方法を続けることで、少しずつ妊娠前の女性らしいボディラインを取り戻しましょう。
とくに骨盤を元の位置に戻すことは冷え性や姿勢、下半身のむくみにも効果があります。
お腹の引き締めはもちろん、健康で元気に子どもと触れ合えるためママになるために継続して取り組んでいきましょう。